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急激に体重を落とすと危険って本当?

トラブル

「急激なダイエットは控えろ」という言葉を一度は耳にした人も多いかと思います。ダイエットは自分の身体に負荷をかけ続け、痩せていくため、ダイエットをハードにしてしまうと、健康的な生活が困難になります。

「私は大丈夫」と思っていても、ことが起きては意味がありません。

今回は、ハードなダイエットプログラムの危険性に関する情報をご紹介します。

さまざまな危険性

急激なダイエットの1つに、過度な運動や食事制限があります。栄養摂取を抑えて運動を続けることにより、理論的にはどんどん痩せていきます。

しかし、そこに潜むデメリットに要注意です。

例えば、ダイエットを過度に行なうことで、体調が崩れやすくなります。気分が悪くなったり、めまいや吐き気がしたりとさまざまな体調不良がでてきます。また、エネルギーのない状態では冷静な判断もできません。体調だけでなく、気分も落ち込みやすくなり、精神的にも不安定になります。

人によっては「拒食症」や「過食症」など、なんらかの病気にかかってしまうおそれもあります。ダイエットを行なう際は、ダイエットの種類に問わず、身体に負担をかけることを意識して、ムリのない範囲で行動しましょう。

急激なダイエットは身体に「痕」を残す

急激なダイエットは、痩せることに成功した後も、身体に影響を残します。

上述したように、ダイエットは負担をかけ続けます。身体はそれになんとか適応しようとしますが、すぐに適応できるものではありません。

例えば、体重が増えるとお腹や腕、太もも付近の脂肪が目立つようになります。その余分についている脂肪を一気に減らすと、皮膚がたるんでしまうのです。

ダイエットの勲章といえば聞こえは良くなりますが、本来は元に戻るはずの体型です。急激に痩せることで、余分な組織を燃焼する機会を逃してしまいます。

また、急激なダイエットは肝臓や心臓にも影響を及ぼします。ハードなダイエットを行なうことで、肝硬変や肝臓癌の原因となる「脂肪肝」になるリスクが高まります。

ハードなダイエットをすることで、全身から脂肪が肝臓に集まります。肝臓は有害物質を解毒したり、取り込んだ栄養素を代謝したりしますが、肝臓に脂肪の付くと、肝臓機能の低下や高血圧、糖尿病などの原因にもなりえます。

そうなると、目標体重に達した後も、身体はボロボロのままです。自覚症状がなくてもいつ倒れてしまうかわからないという、とても危険な身体を作りあげてしまうのです。

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