食品の組み合わせ方によって太りやすい食事
2か月前からダイエットを始めたけれどちっとも痩せないという人は、ダイエットの方法が体に合っていない可能性もありますので、一度内容をチェックしてみることをおすすめします。
食品の中には組み合わせ方によって太りやすいものがあり、この点を改善しないとダイエット効果を上げることができません。
特に糖質と脂質の組み合わせは太りやすいので、肥満が気になる人は出来るだけ避けることが大切です。
糖質と脂質の組み合わせが太りやすいのは、糖質を食べることによって出るホルモンが脂質を蓄積してしまうからです。
糖質を摂取すると、血糖値が上がります。
この時、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが放出されます。
インスリンは、糖質を多く摂れば摂るほどたくさん出る仕組みになっています。
インスリンには脂質を体脂肪にする働きがある
インスリンというのは血糖値を下げると同時に、「LPL」と呼ばれるホルモンを活性化します。
LPLというのは「リポタンパクリパーゼ」のことで、運動することによって活性化されるのですが、糖質を食べた時に出るインスリンによっても活性化されます。
糖質を食べている最中は運動しているわけではないので、筋肉はエネルギーを必要としているわけではありません。
ですから、インスリンによってLPLが活性化されることによって、分解された脂肪が体脂肪となって蓄積されてしまうことになります。
また、インスリンには「HSL(ホルモン感受性リパーゼ)」の活性を抑制する働きがあります。
HSLは脂肪を分解し、筋肉のエネルギーに変化させる働きを持っているのですが、インスリンが大量に放出されることによって脂肪が分解されにくくなってしまい、太りやすくなります。
脂質と糖質を組み合わせた料理は食べても美味しく満腹感がありますが、ダイエット中は避けておいたほうが無難です。
ダイエット中に気を付けなければならない献立
脂質と糖質の組み合わせは、太っている人にはとても魅力的です。
カレーライスやオムライス、牛丼、天丼、ハンバーガーそしてカツ丼などは典型的な脂質プラス糖質のメニューですから、ダイエット中は避けるようにしたいものです。
ただ単にご飯と牛肉や豚肉だけの組み合わせならそれほど問題はないのですが、タレに含まれている糖分やとんかつの衣、オムライスのケチャップ2配合されている大量の糖分などが肥満の原因になります。
タンパク質はダイエット中でもあまり減らしたくないので、脂質の多いお肉などを食べる際にはご飯を半分に減らすなどといった工夫が必要でしょう。
スパゲティも糖質なので、ケチャップなどがたっぷりと入ったミートソースパスタを食べると肥満の原因となってしまいますので気をつけましょう。