食後に体を休めるのが最もいい方法
胃の中に入った食べ物を消化するためには、大量の血液が必要です。
血液中には様々な栄養が含まれており、食物を分解します。
食後にハードな運動をしてしまうと、血液が胃や腸だけではなく筋肉や脳などへ分散されてしまいます。
消化がおろそかになってしまうので、食後に激しい運動をするのは避けなければなりません。
しっかりと消化をするためには、食後は体を休ませてあげることが大切です。
ただ休ませると言っても睡眠を取るのではなく、ソファに座るなどしばらく安静にすることが重要なのです。
眠ってしまうと胃腸の働きが低下してしまい、消化不良を引き起こしてしまうことがあります。
食後につい眠ってしまう理由とは
食事をすると眠気に襲われたり、気づけば眠ってしまう方がいます。
食後に血糖値が急激に上昇してしまうと、インスリンが過剰に分泌されてしまいます。
その反動で今後は血糖値が急降下し、低血糖になって眠気を誘発してしまうのです。
糖質の多い食事を摂りすぎてしまうことで、インスリンの過剰分泌が起こってしまいます。
食後に眠ってしまうのを防ぐためには、糖質が多い食事を改善することが大切です。
ご飯の食べすぎ、砂糖を多く使った料理を用意しすぎるなど、このような食生活が居眠りの原因と言えます。
野菜ファーストで血糖値の急激上昇を防ぐ
血糖値の急激な上昇を防ぐために、野菜を食事の最初に食べるようにすることをお勧めします。
野菜には食物繊維が多く含まれており、食物繊維が糖を包み込んでくれます。
それによってブドウ糖が小腸から吸収されていく速度が低下し、血糖値が緩やかに上昇します。
野菜の中でも特に食物繊維が多いのは、レンコンやゴボウなどです。
またキノコ類も食物繊維が多いので、これらの食品を積極的に食べるようにしたいものです。
またミネラルが豊富に含まれているわかめなど海藻類にも食物繊維がたっぷり含まれているので、海藻類もできるだけ毎日食べるようにしましょう。
酢やかんきつ類も血糖値の急上昇を抑制する
みかんやレモンなど、酸っぱい食品をかんきつ類と言います。
この柑橘類や調味料として使用される酢は、酢酸が含まれています。
この酢酸は消化を遅らせる働きがあり、同時に血糖値の急上昇も抑制してくれます。
またかんきつ類や酢には、クエン酸が多く含まれています。
クエン酸はエネルギー代謝経路であるクエン酸回路を活発にさせるという嬉しい働きがあり、代謝アップが期待できます。
代謝が上がれば痩せやすい体になるので、かんきつ類や酢はダイエットにうってつけと言えます。
酸味の強いこれらの食品は積極的に食べたいものですが、過剰に摂りすぎると胃痛などを引き起こしてしまうことがあります。
そのため、少しずつ食生活に取り入れるようにしましょう。